
制作費その8
前回エントリーしましたが、
制作費はあくまで目安であり、ある程度の予算をしっかり決めた上で、
その範囲の中で、しっかりとした提案をしてくれる制作会社を
探すのが適切。
この点については、企業・組織・店舗系のサイトを依頼する
場合も同様です。
目的が変われど、ホームページはあくまで広告です。
費用対効果が出るかどうか、という点を一番に考えしっかりと
提案をしてくれる制作会社を選定することが最も大切な
ことだと言えます。
さて、企業・組織・店舗系とひとくくりにしましたが、
さらにそれらを細分化してみてみます。
(1)BtoBを主とする企業サイト
BtoBを主とする企業であれば、自社の商品やサービスを
しっかりとターゲットとなるユーザーに訴求するページ
作りが必要です。さらに、見込み顧客から商品やサービスに
関する問い合わせをできるだけ多く頂き、成約に結びつけていく
ことが重要です。当社もBtoBを主業務とした制作会社ですから、
制作会社を探している見込み顧客から問い合わせを得ることが
できるかという点を最も念頭においてホームページを
運営しています。
(2)BtoCを主とする企業サイト
例えば家電メーカーのように、一般コンシューマー向けに商品を
開発していますが、直接販売するのではなく、卸問屋や量販店に
販売をしている企業等のホームページです。ホームページ上で
物販こそしませんが、商品の良さをしっかりと
ターゲット層に訴求することが目的です。家電メーカーや飲料メーカー、
アパレルブランド等、商品力やブランド力を高める広告として
ホームページを活用している傾向にあります。
(3)店舗系のサイト
飲食店や美容室、エステ等、リアル店舗を持つ企業のサイトです。
リアル店舗への来店を促すことが一番の目的であり、見込み客からの
問い合わせや、予約、クーポン発行による来店促進等、
リアル店舗との連動が最も重要な目的です。店舗の良さを十分に
伝えるためにサービスや商品、店内の様子などをしっかりと
訴求するほか、グルナビやホットペッパー等の媒体との連動も
考えなければなりません。雑誌媒体であればモバイルサイトも
有効な方法です。
さて、それぞれ目的が異なるホームページですが、気になる
制作費はというと、実はそこまで大差ないというのが
一般的のようです。さらに、前回エントリーしたECサイトの
ショッピングカート以外のページ制作費ともそこまで大きな
違いはありません。
では一体なぜ分類したかといいますと、ホームページを制作する
上で、それぞれウェイトをかける目的が異なり、それに伴って
ページの構成も大きく変わってくるからです。
ページ構成が変われば、ホームページの規模も変わり、
制作費用も変わってきます。
ECサイトと同様に福岡を例にとり、大手制作会社ではなく
中小規模の制作会社の制作費として概算を出してみますと、
やはり、50万円~150万円程度が相場のようです。
もちろんページ数によって大きく変わってきますから、
注意が必要です。また、制作会社によっても見積方法が
大きく変わってきます。
○1ページ当たりの見積もり
最も一般的な見積として1ページ当たりの金額にページ数をかけて
見積もりをする方法です。
例えば、
・1ページ当たり4万円
・20ページまで40万円、それ以降ページ当たり3万円
といった方法です。
当社でもページ数で見積もりを作りますが、より
制作する内容のウェイトを分けるために、
・商品(サービス)コンテンツ
・メインコンテンツ
・サブコンテンツ
の3つに分類して見積もりを作成しています。
商品(サービス)コンテンツは最もウェイトをおき、
費用対効果を狙うページですので、しっかりとした
作りこみが必要です。
メインコンテンツは、商品等の直接的な訴求をするもの
ではありませんが、ブランドコンセプトやユーザーボイス、
といったものです。場合によっては、商品よりもこちらが
重要になるものもあります。
サブコンテンツは、特定商取引法やプライバシーポリシーと
いった、どちらかというと直接的に費用対効果に影響しませんが、
法的に整備しなければならないものや、ホームページとして
必須項目であるページです。力を抜くわけではありませんが、
デザイン上の作りこみよりも、どちらかというと読みやすさや
情報の整理が重要になってきます。
これらを3つに分けてページ数で見積もりを作ります。
下記はある化粧品メーカーの化粧品ブランドホームページを
制作した場合の見積もり例です。この化粧品会社はBtoCではなく
ドラッグストアに卸問屋を経由して卸しています。
・商品数は5点
・ブランドコンセプト等に重点をおいた作りこみが必要
・使用している化粧品成分の特徴を訴求したページ
・1商品あたり2カット、合計10カットの商品撮影
・企業情報やお問い合わせ、プライバシーポリシー、取り扱い店舗等の
サブコンテンツ等
・お問い合わせはフォームから管理できるシステムを実装
| 項目 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
| インターフェイスデザイン・企画費 | 1 | 式 | \200,000 | \200,000 |
| 商品ページデザイン・コーディング | 5 | P | \70,000 | \350,000 |
| メインコンテンツデザイン・コーディング | 3 | P | \50,000 | \150,000 |
| サブコンテンツデザイン・コーディング | 6 | P | \25,000 | \150,000 |
| 商品写真撮影・イメージカット | 10 | 点 | \7,000 | \70,000 |
| ブランドイメージFLASH制作 | 1 | 式 | \100,000 | \100,000 |
| お問い合わせシステム実装 | 1 | 式 | \50,000 | \50,000 |
| 合計 | \1,070,000 |
あくまで例ですが、当社では上記のような見積方法を行っております。
また逆に予算に合わせて出来ることを精一杯企画し制作する場合や、
段階的にページを増やしていく等、フレキシブルな対応を行うことも
多くなってきました。
そういった点からも、発注する際に、概算の予算とやりたいことをしっかり
検討した上で制作会社に依頼をすると、より精度の高い見積もりや
提案書、企画書があがってきやすくなります。
次回は、ネットサービス系のサイトの制作費についてエントリーします。

