
制作費その9
ちょっとサボリ気味だった「ホームページ制作会社の選び方」
来月リリースを予定している当社ホームページリニューアルに
伴い、バタバタと前へ進めていきたいと思います。
前回は企業、組織、店舗系の制作費についてエントリーしました。
今回は、ネットサービス系のサイトについてエントリーします。
そもそも、ネットサービス系と一言に言っても多種多様です。
ポータルサイトのようなものから、最近流行りのSNS、
ブログサービス、ポイントサービス、懸賞サイト、口コミサイト、
掲示板、などなど、ありとあらゆるサービスが存在します。
これらのサイトに共通して言えるのは、ネットサービスを実現するための
WEBアプリケーション、いわゆる「システム」が必要になるということです。
結論から申し上げますと、これらのシステムは、汎用的なものもあれば、
オリジナルのシステムもあり、やりたいことによってシステムが変わりますので、
一概にこれくらいという、制作費の目安になるものが存在しません。
また制作会社のスキルによっては、開発が出来ない場合もあれば、
類似したシステムを開発しているといった「経験やスキルの差」も
存在します。
ただ、ひとつ言えるのは、前回、前々回でエントリーしましたとおり、
ページのデザイン等は、そこまで大きく変動することはないと思われます。
ECサイトもいわゆるショッピングカートという「システム」を用います。
ネットサービス系サイトも、同様に、バックグラウンドで動く「システム」を
用いることが大半です。
逆にシステム以外の部分、ユーザーに公開されるページのデザインにおいては、
大きな差が出ることはあまりないようです。
ただ注意していただきたい点は、システム開発を得意とする制作会社と、
デザインを得意とする制作会社は完全に分かれる傾向にあります。
それぞれ不得意な部分を外注することも多く、システムに重点がおかれる
ネットサービス系のサイトは、デザイン部分を外注し、前回エントリーした、
企業や組織、店舗系のホームページは、システムが絡むと、システム部分を
外注するといった傾向にあります。
当社では、デザインチームとシステム開発チームとに部署が分かれており、
ディレクター兼営業担当者が、それぞれのチームをディレクションし、
総合的にホームページを構築していくような社内体制をとっておりますが、
中小規模の制作会社で当社のような形態は、珍しいとよく言われます。
それくらい、市場を見渡すと、開発とデザインとで得意不得意が分かれる
ケースが多いようです。
話を制作費に戻しますと、ネットサービス系のホームページ制作は、
システム部分に重点がおかれるため、実現したいシステムを開発する
スキルがあるかどうか、または類似したシステムの開発経験があるかどうか、を
しっかりと判断すること、そして、デザイン部分もしっかり作りこめるかどうかを
念頭に、あがってきた見積から判断する必要があります。
○システム開発における見積もりの流れ
一般的によく見かけるシステムならまだ分かりやすいのですが、
まだあまり見かけぬシステムや、特徴のあるシステムになると、
実現するのはかなり困難になります。
発注する側にあるイメージを伝えること、そして、制作会社はヒアリングして
把握すること、この二つの間にあるコミュニケーションが大きな問題になることも
多々あります。
例えば、発注する側は、当然システム開発のプロではありませんから、
言語のことや、詳しいシステム関連の用語を100%理解できることはありません。
逆にシステム開発を行う側は、日常で使っているシステム関連の用語を
当たり前のように使うでしょうし、また、発注者側の業態で使っている言葉を
理解できないことも多々あります。
そこで、仕様書(設計書)というものを作ります。これがまたやっかいで、
大変膨大な資料と、分かりにくい図が多用されるのですが・・・、
この仕様書をお互いにコンセンサスをとるひとつの指針として作ります。
以前、ホームページを作るのはマイホームを建てるのと同じと書いたことが
ありましたが、まさにこの仕様書は、マイホームの設計図であり、
この認識が違うだけで大きな問題が発生します。
出来上がってみたら壁紙の色がイメージと違った!
こんなガッカリなこと、あってはなりません。ですから、壁紙のサンプルを
お見せして決めるように、できるだけ分かりやすい仕様書作りを私たちは
目指します。
さて、この仕様書が出来上がりますと、最終的なお見積を作ることになります。
よく頂くお問い合わせの中で、
「こんな感じのシステムを作りたいんだけどいくらくらいかかる?」
といったものがあるのですが、大変申し訳ないことなのですが、
実際のところ、仕様書を作ってみなければ、お見積もりを作ることが
できないのが実情です。
私たちの制作費用の原価は、人件費ですから、何日くらいかかる
開発になるのかを正確に予測することが、見積の第一歩になります。
ざっと概算でお伝えすることは可能なのですが、金額にも開きがあるでしょうし、
仕様書を作っていく過程で、機能もたくさん追加される可能性があります。
作らなければいけないページも増えることが一般的です。ですから、
仕様書を作った上で、お見積というのが一般的な流れであると認識して頂くと、
お話がスムーズになる場合が多いでしょう。
発注する側から見ても、随分話が進んだ後になって、
やっぱり、これくらいかかります、と言われても困りますし、
しっかりとした仕様書を作った上で、正確な最終見積をとるという
心構えをもっていただくほうが、社内的な予算管理という面から
考えても安全です。
これはネットサービス系のホームページに関わらず、システム開発を
伴うようなホームページには必ずつきものです。もちろん、ざっくりとした
概算のお見積もりは提出することは可能ですが、仕様を決定した上で、
最終的な見積が出るという流れを予めご理解いただいた上で、
各制作会社から見積もりをとり、提案書を比較した上で決定していただけたらと
思います。
次回は、制作費に関するまとめをエントリーします。

