
創業間もない頃のメールを整理していた。
当時の思い出にふけると、ただただ、切なく、胸が締め付けられる。
まだまだ未熟だった頃のスタッフとのやりとり。
メールひとつクライアントに送らせるのも冷や冷やだった。
たくさんの時間が過ぎ、たくさんの人々が通り過ぎた。
私はどこに歩いていくのだろう、と不安になることがある。
明確な一歩一歩を踏み出しているはずなのに、
ある瞬間、後ろを振り返ると昇ってきた階段は闇の中、
それが正解だったのか、間違いだったのか。
私はずっとここにいるはずで、私は私の持つ愛情全てを
ぶつけているはずで、その方法も、その表現も、
ことばひとつひとつが、不十分すぎて、至らず、
苦しみながら、答えを見出せず、今を生きている。
そして、季節が巡るように、物事が一巡し、いとも簡単に
振り出しに戻されてしまうのだ。
でも、私は。
どんなことがあっても、ここにいる社員を愛している。
命を投げ出してでも守れると誓える。
そのこと自体に心から感謝しようではないか、と。
そして、私は今出来ることに集中し、振り返らず、
また一歩を踏み出さねばらない。
それが、私の愛し方だと。
それで、いいじゃないか、と。

