
そこそこゴルフが上手くなってくると、
ミスが怖くなります。
諸先輩にゴルフは10回中9回ミスするスポーツだ、と
教えられ、なるほどなあ、と感心をしてしまうのですが、
いざクラブを握って球の前に立つと、そんな言葉は
忘れてしまい、ピンをデッドに狙っている自分がいます。
逆にリラックスして気を抜けば、インパクトで下半身が緩み、
球は明後日の方向へ飛んでいくんです。
不思議なスポーツです。ゴルフって。
始めるまで信じてなかったんですが、
本当にメンタルなんですね。
マスターズ、二日目も眠い目をこすりながら、
テレビに噛り付いて観戦しました。
「魔女が棲む」と呼ばれるグリーンは
あまりも勾配の強い傾斜が複雑に入り乱れています。
恐らく、たたみ1畳、もしくは半畳くらいに落とさなければ、
バーディか、ボギーか、命運を分けてしまうほどの難度です。
180ヤード先の畳に乗せる技術もスゴイですけれど、
そのシチュエーションでそこに打っていける心臓の方が
驚きですね。
我を忘れて仕事に熱中し、何かを勝ち取ったときの
あの高揚感に似ているのでしょうか。
数年前、会社の命運を分ける案件のプレゼンを勝ち取ったあと、
気がつけば腰に力が入らず、車の運転がろくに出来なかった、
そんなことを思い出してしまいます。
知らず知らずのうちに体が硬直しています。
信じられるのは、そこまで積み重ねて来た努力と、
顧客の成果を一心に信じる気持ちだけ。
最後の最後、土壇場で必要なのは「気」なのでしょうね。
人を欺こうとすれば、そこに「気」は入らない。
小手先で乗り越えようとしても、「気」は助けてくれない。
何事も一緒なのだと、感じ始めました。
ゴルフ、勉強になってます。

