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2人に1人がAIで調べている。Googleだけを見ていると気づけないこと
AI検索が日常になった今、ホームページの精査の必要性も上がっています。
ICT総研が2026年2月に実施した調査によると、過去1年以内に生成AIを使ったことがある人の割合は54.7%。1年前の調査(29.0%)から、ほぼ倍に増えています。
引用:https://ictr.co.jp/report/20260220.html/
日本人の2人に1人以上が、ChatGPTやGeminiといったAIを使って情報を調べた経験がある——そういう時代になりました。
実際に何が起きているかというと、Google検索の60%がサイトへのクリックなしで終わっているというデータが2026年に出ています。スマートフォンに限ると、その割合は77%にまで上がります。検索はされている。でも、サイトには来ない。AIが検索画面の中で答えを出してしまうからです。
「うちのお客さんはそんなにAI使わないだろう」と思っていませんか。業種や年齢層にかかわらず、調べ方が変わっているのはデータが示している現実です。そしてこの変化は、ホームページへの問い合わせに静かに影響し始めています。
情報が整っている競合だけが、AIの答えに出てくる
AIは複数のサイトを読み込み、信頼できると判断した情報だけを回答に使います。判断の基準はシンプルで、「具体的かどうか」「わかりやすく整理されているかどうか」です。
たとえば同じ地域に同業者が3社あったとして、
・A社:施工実績800件、対応エリア・資格・料金の目安を明記
・B社:「丁寧な仕事で地域No.1」とだけ書いてある
・C社:数年前に作ったまま更新なし
AIが回答に引用するのはA社だけです。B社もC社も、悪い会社ではありません。ただ「情報が読めなかった」「曖昧だった」という理由だけで、候補から外れます。
競合がAI検索で先に名前を出される状況は、すでに静かに始まっています。
古い情報・廃止したサービスが、そのまま回答に出る
AIはサイトに書いてあることを、基本的にそのまま信じます。
「料金は応相談」「詳細はお問い合わせください」という書き方は、AIにとっては情報がないのと同じです。一方で、何年も前に更新した料金表や、すでに終了したキャンペーン情報は、そのまま回答に使われることがあります。
「〇〇社のサービスは□□円から」とAIが答えたとき、その数字が3年前のものだったら——問い合わせてきたお客さんとの認識のズレが、最初から生まれてしまいます。サイトに書いてあることの責任は、書いた側にあります。
「来ていない」のに、気づけない
従来の検索では、ユーザーはサイトに訪問し情報を整理してサービスの検討を行い「お問合せをする」「商品を購入する」という行動を行っていました。
ホームページのアクセス解析を見れば「何人が来て、何人が問い合わせたか」がわかりました。
AI検索ではAIが回答を出した時点で、ユーザーの判断は終わります。サイトに来ないまま「あの会社は候補外」と決められる。アクセス解析には何も残りません。
この現象は「検索トラフィックの蒸発」とも呼ばれています。Googleへの検索数は増えていても、「外部サイトへのクリックは特定領域で大幅に減少している」という現象が、すでにデータとして現れています。「アクセス数は変わっていない」「アクセスしているユーザー行動のみ」を見て判断することが難しくなっています。
AI検索経由でサイトに訪問したユーザーの成約率は高い
2025年のデータによると、AI検索経由でサイトに訪問したユーザーの成約率は、通常の検索流入と比べて最大23倍高いという調査結果があります。AIの回答の中で自社が引用された場合、そこからサイトを訪れるユーザーはすでに「この会社に頼みたい」という意思を持った状態で来ることが多いためです。
重要なのは、「アクセス数を増やす」から「AIに引用される側に回る」への発想の転換です。
この考え方は、GEO(Generative Engine Optimization=生成AIエンジン最適化)と呼ばれ、これからのWebマーケティングの中心的な概念になりつつあります。
では、AIに引用される会社と、されない会社の違いは何でしょうか。
・引用される会社:具体的な数字・実績・専門知識をサイトに明記している
・引用されない会社:「丁寧な対応」「地域No.1」など抽象的な言葉だけが並んでいる
AIは「読者の代わりに調べてまとめる」存在です。まとめやすい情報を持つ会社が選ばれ、そうでない会社は存在しないものとして扱われます。コンテンツの質が、集客の入口そのものになる時代に入っています。
今すぐ確認すべき3つのこと
①自社名・業種・地域をセットでAIに聞いてみる
「〇〇市の(業種)でおすすめは?」「(業種)を頼むなら〇〇市でどこがいい?」と聞いて、自社が出てくるか、出てくるなら何と紹介されているかを確認する。
※ただし、AIの回答は会話の履歴・ロケーション設定・モデルのバージョンによって人によって異なる場合があります。
・複数のAIで同じ質問をする:ChatGPT・Gemini・Perplexityなど、ウェブ検索と連動しているAIで比較する
・シークレットモードで試す:ブラウザのシークレット(プライベート)モードで開くと、履歴の影響を受けにくくなる
・同じ質問を複数回試す:AIの回答は毎回少し変わるため、数回試して傾向を確認する
②サービス・料金・対応エリアを「具体的な言葉」で書き直す
抽象的な表現をやめ、数字・地域・実績・資格など事実ベースの言葉に置き換える。これがAIに「信頼できる情報源」と判断してもらうための基本となります。
例:外壁塗装を行っている会社の場合
【Before】
「地域密着で丁寧な対応をモットーに、お客様に寄り添ったサービスをご提供しています。」
【After】
「福岡市・春日市・大野城市を中心に、外壁塗装の施工実績900件以上。一級塗装技能士が全工程を担当し、施工後10年保証付き。相見積もり歓迎、見積もり無料です。」
③古い情報を棚卸しする
終了したサービス、変わった料金、古いキャンペーン情報が残っていないかを確認する。AIは「サイトに書いてあること=今も正しい情報」として扱います。
【Before】
「2022年春の新生活応援キャンペーン実施中!ご成約で工事費5%OFF」(現在も掲載されたまま)
【After】
キャンペーンページを削除または更新し、「現在実施中のキャンペーン・特典」として最新情報のみを掲載する。料金表も直近の価格に修正する。
まとめ
AI検索の普及により、HPでの対策範囲もひろくなりました。
対策が難しいわけではありませんが、「うちはまだ大丈夫」と放置していると、気づいたときには競合との差が開いています。
「自社のホームページ、AIにどう見られているか気になる」という方へ
私たちデザイントランスメディアでは、現状のホームページの分析から、情報の整理・ページの改修まで一貫してサポートしています。「何から手をつければいいかわからない」という段階からでも、お気軽にご相談ください。
