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はじめに
現代の採用市場において、インターンシップは単なる学生の就業体験ではなく、企業にとって将来の仲間との大切な出会いの場となっています。しかし、多くの企業がインターンシップを実施しても「なかなか学生と出会えない」「コストに見合う成果が得られない」といった悩みを抱えてるのではないでしょうか。
今回はインターンを実施するにあたって学生との出会い方、それぞれの良い点・気をつけるべき点を解説し、各企業に合った最適な方法を見つけるお手伝いをします。
インターンシップの今と課題
近年、新卒一括採用の見直しが進む中、インターンシップを通じて早くから学生と出会い、お互いを理解することがますます大切になっています。一方で、学生も複数の企業のインターンシップに参加する傾向が強まり、企業間の競争は厳しくなっています。
このような環境では、ただ「インターンシップを実施する」だけでは足りず、優秀な学生と効果的に出会い、互いに価値ある関係を築くための工夫が求められます。
インターン生との主要な出会い方とその特徴
1. 就職ポータルサイトの活用(リクナビ、マイナビなど)
良い点:
- 多くの学生との接点を作れる(特に知名度の低い企業にとって有効)
- 就職活動と連動した学生へのアプローチが可能
- 掲載の形式が決まっているので、準備の手間が少ない
気をつけるべき点:
- 掲載費用が高い(数十万〜数百万円)
- 他社との違いを打ち出すのが難しい
- 数値を重視しがちで、お互いの理解が浅いまま進みやすい
こんな会社におすすめ:
- 知名度を上げたい、幅広い学生に知ってもらいたい会社
- インターン実施の経験が浅く、ある程度の応募数を確保したい会社
- 採用予算に余裕がある中堅〜大手企業
2. 学校への直接アプローチ
良い点:
- お金をあまりかけずにできる
- 特定の学部・専攻の学生に的を絞ってアプローチできる
- 大学との関係を作ることで長期的な採用の仕組みができる
気をつけるべき点:
- 大学の窓口を見つけて関係を作るのに時間がかかる
- 大学や担当者によって対応や協力度に差がある
- 直接アプローチが難しい場合がある(特に有名大学)
こんな会社におすすめ:
- 特定の専門知識を持った学生と出会いたい会社
- 地域に根付いた活動をしていて、地元大学との関係を大切にしたい会社
- 採用予算を抑えつつ質の高い学生と接点を持ちたい会社
3. 自社での広告配信
良い点:
- 自社の魅力や特色を活かした発信ができる
- どんな学生に見てもらうか細かく設定できる(特にインターネット広告の場合)
- 学生と直接コミュニケーションがとれる
- すぐに効果を確認して改善できる
- コストと効果を見える化しながら最適化できる
- 集めた情報やノウハウが会社の財産になる
気をつけるべき点:
- 広告の質や戦略によって効果に大きな差が出る
- 継続的な運用と改善が必要
- 自社の特色を打ち出した広告や特設ページが必要
こんな会社におすすめ:
- 独自の社風や事業の特色がある会社
- ネット広告の知識や経験がある会社
- 採用に関する情報発信に力を入れたい会社
- 長期的な採用の仕組みを作りたい会社
- 採用にかかる費用対効果を改善したい会社
4. 人材紹介会社の活用
良い点:
- 採用のプロによる効率的なマッチング
- 自社だけでは出会いにくい学生層にアプローチできる
- 採用業務の一部を外部に任せられる
気をつけるべき点:
- 成功報酬型の場合、費用が高くなる可能性がある
- 自社の魅力や文化が正確に伝わらないリスクがある
- 頼りすぎると自社のノウハウが溜まりにくい
こんな会社におすすめ:
- 採用担当者の手が足りない会社
- 短期間である程度の優秀なインターン生と出会いたい会社
- 特定の職種やスキルを持った学生を探している会社
5. SNSや自社メディアの活用
良い点:
- コストをあまりかけずに始められる
- 会社の日常や文化を継続的に伝えられる
- 興味を持った学生と自然な形で出会える
- 反応の様子を分析して、少しずつ良くしていける
- どんな発信が心に響くのかのコツが社内に溜まっていく
- 外部のサービスに頼らず、自分たちのペースで進められる
- 学生との直接の会話から本当に大切なことが分かる
気をつけるべき点:
- フォロワーを増やしたり内容を作ったりする時間がかかる
- 効果が出るまで時間がかかることが多い
- 続けていく体制や運用コストが必要
こんな会社におすすめ:
- 若手社員が活躍している会社
- 独自の社風や大切にしている価値観がある会社
- 長い目で見た会社の魅力発信を大切にしたい会社
- 採用にかかる初期投資を減らしたい会社
- インターン採用のノウハウを自分たちのものにしたい会社
まとめ:自分たちで情報を発信して生まれる価値ある出会い
他にも様々な集客手法がありますが、私達は自社での広告・SNSの運用を提案しています。
インターンシップは、一時的なものではなく、会社の未来を一緒に作る仲間との大切な出会いの場です。特に、自分たちでSNSや広告を使って情報を発信することで、次のようなメリットがあります:
- データを元に判断できる:学生との出会いから選考までの流れを数字で追いかけることで、何がうまくいっているのかが分かります。
- ノウハウが会社に残る:外部に頼らず自分たちで情報発信をすることで、積み重ねた経験やデータが会社の宝になります。
- 費用対効果の改善:高い費用を就職サイトに払う代わりに、効果が高いところにお金を使えるので、無駄がなくなります。
- 柔軟に対応できる:世の中や学生の変化に合わせて、すぐに方向転換できます。
皆さまの採用の課題や目標に合わせた最適な方法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。