LINE公式アカウントの拡張ツールとして、多くの企業で導入が進んでいる「Lステップ」。
セグメント配信や顧客管理、自動応答などが可能になり、LINEを活用したマーケティングの幅が大きく広がる便利なツールです。
しかし、実際に導入・運用してみると、
「思っていた仕様と違った」
「事前に知っておけばよかった」
という点もいくつかありました。
本記事では、実際の導入経験や運用の中で見えてきた、Lステップ導入時の注意点をまとめてご紹介します。
これから導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
①導入前の友だちはLステップで管理できない
Lステップでは、導入後に友だち追加されたユーザーのみ、詳細な管理が可能になります。
そのため、Lステップ導入前からLINE公式アカウントに友だち追加されていたユーザーについては、
・タグ付け
・シナリオ配信(ステップ配信)
・セグメント配信
・詳細なユーザー情報の管理
といった、Lステップの主要な機能を利用できない場合があります。
この仕様は、実際に導入・運用を開始してから気づくことも多いため、導入前に理解しておくべき重要なポイントの一つです。
なお、導入前から友だち追加されていたユーザーであっても、一度ブロックした後に再度友だち追加を行うことで、Lステップ側でもユーザー情報が反映され、タグ付けやシナリオ配信などの機能が利用できるようになります。
そのため、既存の友だちにもLステップの機能を活用したい場合は、キャンペーンや特典などを活用し、再度友だち追加を促す施策を検討することが重要です。
Lステップの導入効果を最大限に活かすためにも、導入のタイミングや既存ユーザーへの対応方法について、事前に計画しておくことをおすすめします。
②プランはダウングレードできない
Lステップは、上位プランへのアップグレードは可能ですが、一度契約したプランをダウングレードすることはできません。
そのため、「機能が多いほうが安心」と考えて上位プランを契約したものの、実際の運用ではすべての機能を使い切れず、結果的に不要なコストだけが発生してしまうケースも少なくありません。
もし、どうしてもプランを下げたい場合は、一度Lステップを解約し、再度契約し直す必要があります。しかし、この方法には大きな注意点があります。
解約した場合、それまでに蓄積された
・友だち情報
・ユーザーとのトーク履歴
・タグ情報
・シナリオ配信
・作成したフォームや設定内容
などのデータは引き継がれず、すべてリセットされてしまいます。
つまり、これまで構築してきたLステップの運用環境を一から作り直す必要があり、運用面・工数面ともに大きな負担となる可能性があります。
このようなリスクを避けるためにも、導入前の段階で、
・どの機能が必要なのか
・どのような運用を想定しているのか
を明確にした上で、適切なプランを選択することが重要です。
Lステップは後からプランを下げることができないため、最初のプラン選定は慎重に行うようにしましょう。
③契約から3ヶ月以内は解約できない
Lステップには、現在「1ヶ月の無料お試し期間」が用意されています。
そのため、気軽に試せるサービスという印象を持たれる方も多いかもしれません。
しかし注意が必要なのは、この無料期間終了後は、契約から3ヶ月以内の解約ができない仕組みになっている点です。
実際に運用を開始してから、「想定していた使い方ができない」「運用体制が整っていなかった」と感じた場合でも、最低3ヶ月間は契約を継続する必要があります。
そのため、Lステップの導入を検討する際は、無料期間があるからと安易に導入を決めるのではなく、
・誰が運用を担当するのか
・どのような目的で活用するのか
・どのような配信設計を行うのか
といった運用体制や活用方針を、事前にしっかりと整理しておくことが重要です。
無料期間と最低契約期間の仕組みを正しく理解した上で、計画的に導入を進めるようにしましょう。
④リッチメニューはスタートプランでも設定できる
リッチメニューは、スタンダードプラン以上であれば、Lステップ側から作成・管理することが可能です。
しかし、リッチメニュー自体はLステップ専用の機能ではなく、LINE公式アカウントの標準機能としても設定することができます。
そのため、Lステップのスタートプランであっても、LINE公式アカウント側でリッチメニューを設定することは可能です。
「リッチメニューを使いたい」という理由だけで、必ずしもスタンダードプラン以上を契約する必要はありません。
一方で、Lステップのスタンダードプラン以上では、
・ユーザーごとにリッチメニューを出し分ける
・タップ状況やタグに応じてメニューを自動で切り替える
・オリジナルのメニュー構成を柔軟に設計する
といった、LINE公式アカウント単体ではできない高度な設定が可能になります。
例えば、
・初回登録者には「初回限定メニュー」を表示
・購入者には「会員専用メニュー」を表示
・特定の条件を満たしたユーザーにのみ特別なメニューを表示
といった運用が実現できます。
このようなメニューの出し分けや自動切替といった機能が不要であれば、スタートプランでも十分に運用は可能です。
Lステップのプランを選択する際は、「リッチメニューが使えるかどうか」ではなく、「Lステップでしかできない機能が必要かどうか」を基準に検討することが重要です。
必要な機能を整理した上で、適切なプランを選択するようにしましょう。
Lステップ導入・運用のご相談について
弊社では、
・Lステップ導入支援
・初期設計
・リッチメニュー設計
・LINEマーケティング支援
を行っております。
Lステップの導入をご検討中の方や、現在の運用に課題を感じている方は、お気軽にお問い合わせください。
